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当社は今年2025年9月1日に移転をいたしました。
昨今は不動産市況の高騰で都内の賃貸オフィスの家賃相場はとても高く、今までの事務所と比較して見劣りしない程度の広さや使い勝手があって、かつ当社の身の丈の賃料の物件を探すのにはとても苦労しました。でもお陰様でとても良い事務所を見つけることができましたので移転することに決めました。
移転しようと考えたのは、それまで入居していたマンションの立替の話がマンション組合で進んでいることを不動産管理会社から聞いたためです。少し古さはありますが現状の事務所に不自由はなく、満足をしていましたので移転などまったく考えておりませんでしたが、急遽普通借家契約を定期借家契約に変えてほしいと持ちかけられ、1テナントの当社が抗うことはできないので、やむを得ず承諾して契約変更をしたことがきっかけです。定期借家契約には契約更新という概念がないため、契約終了日を迎えたら退去しなければならなくなります。契約形態の変更手続き後は毎日このことが脳裏をよぎり、気が気ではなくなってしまい、また「早めに動かないとそうそう良い物件は見つけられないだろう、見つけるのに時間がかかっても長い期間入居できて、納得のいく建物を探そう。」と考え、仕事の合間に少しずつ物件の内見を進めてきました。
その思惑の通り、物件探しは混迷と苦労の連続で、最終的には内見した物件数は15箇所を超えました。
これだけ内見しないと決められなかったのには、実は当社には大きな制約事があったからです。
当社は電話代行事業のために大変多くの電話番号を電話主装置に収納しています。その関係で千代田区のNTT九段局管轄内でしか移動できないという制約があり、広いエリアで移転先を見つけることができません。このエリア内で探さないといけないため、広さや賃料などの当社の希望に見合う空き物件数は非常に少なくなります。
また、この電話装置自体が一般的なものではなく大型で特別なものなので、入居できる建物の設備にも一定条件があります。単に光回線が通っているだけではダメで、色々と備わっている(あるいは増設許可をもらえる)物件であることが必要で、良い物件だなと思ってもこの部分で入居できなかった、つまり家主や管理会社から断られたところが2,3箇所ありました。こういう結果になると、「本当に移転先は見つかるのか?」と心配になってきます。
今勤務しているスタッフの通勤路線にも配慮する必要があります。スタッフは東京、千葉、埼玉、神奈川の各方面から出勤してきており、通勤路線や通勤時間が大きく変わってしまうと辞めてしまうスタッフも出てきてしまうので、今までの路線を使えてかつ徒歩時間も今までと遜色ないエリアにする必要がありました。
フロアの広さも今までのデスク・設備の収容ができないといけませんので、そうそうドンピシャな物件が次から次へ物件情報に挙ってくることはありません。
移転の際には様々な考慮すべき点が出てくるのは仕方ないことですが、当社の場合はそれ以上に電話代行事業者としての当社独特の制約があり、物件探しを始めてから最終的に移転先を決める(=正確には、当社入居条件の合意を家主からいただける)までに1年かかりました。
今回不動産物件を探して気づいたのは、こちらが真剣に探していると仲介会社のご担当者や、内見に伺った物件先の不動産管理会社の方にこちらの真剣さが伝わって、思いを寄らないところで助け舟をもらえたことです。
最終的に入居することを決めた事務所はまだ賃貸物件として広告を出す前のもので、最初は違う階の内見を行い、そちらを強く希望している旨と当社の入居条件を丁寧にお話したことがきっかけでした。その階は先約の希望者がいて、当社は二番手でしたので結局入居はできませんでしたが、まだ広告を出す前の空き予定の別の階を紹介してもらい、そちらに入ることができました。
このようなことがあり、とても縁を感じて契約できましたのでとてもよかったと思っています。
以前の事務所と比べると良くなった点と使いづらくなった点の両方があるのは事実ですが、これは慣れで解決するはずです。何よりスタッフが新しい事務所を気に入り、今までと変わらない就業をしてくれていることに感謝しています。
まだまだ未熟な会社ではございますが、どこよりも誠心誠意の気持ちを持って電話代行業務を行って行く所存でございますので、今度ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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