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たまにお電話等のお問い合わせで、「御社の電話オペレーターの方は何歳ぐらいですか」、「年齢の若い人だけで電話対応していただくことはできますか」などのご連絡をいただくことがあります。
まず当社の電話秘書センターの就業状況ですが、勤務しているオペレータは全員が女性です(※男性オペレータが今後入社しないという保証はありません)。そして年齢も20歳代から50歳代まで様々です。現在のところでは、20歳代の人数が最も多いですが、今後の動向次第で変わることもあるかと思います。
次に電話対応の体制として、複数のオペレーターの中で電話を取れる状況にある者が電話をお取りします。電話はしばしば重なって掛かってくることがあるため、個々のお客様ごとに専属や特定のオペレータのみで対応する体制を取りますと、専属オペレータが電話応答中のときに別のお電話が掛かってきますと、当人がその電話を取れないことで電話が切られてしまいます。現在でも電話が混み合っている時にはバックアップ体制(応援対応)を敷いておりますが、専属制にしてしまうとバックアップが常時稼働状態になる恐れがあり、非常に非効率な運用となってしまいます。電話代行会社が電話を取れないようでは話になりません。何のために代行業者を利用しているのか本末転倒になってしまいます。また専属オペレータをご用意するということは、お客様1社に対し一人以上のスタッフを採用しなければならなくなり、一人当たり月額20万円以上の人件費が掛かることから、現在のような安価な料金でサービスを提供することは不可能となります。
当社の体制は上記を考慮して構築しておりますので、特定のオペレータ指定(人数や年齢範囲の限定)というご要望はお受けできません。また、ご要望される「年齢の若い女性を希望」ということについても、単にお断りをするだけでなく年齢の相違で電話代行サービスにどのような違いがあり得るのかも比較してご説明してみたいと思います。
まず冒頭にもお伝えしました通り、年齢の違いによって電話対応の仕方や丁寧さはまったく変わりません。画一化されている教育制度によるものもありますが、元々各人が電話対応を主たる仕事であるという認識を持っていますので、本人の意識の中で懇切丁寧な対応を常に心がけようと思って対応しており、差異はありません。
このようにサービスの品質面で年齢の違いによる差が出ることはありませんが、あえて年齢の違いによる仕事上の差(と言うより、特性)があるとすれば、以下の点かもしれません。
・若い方は総じて、ハキハキ、テキパキと電話対応をしています。それに対して、年齢の高い方は会話内容に応じて柔軟的に受け答えをしている感があります。
・経済・専門用語を言われた場合でも、社会経験や知識の豊富な年上のスタッフは、お話の前後のつながりの良い文面で報告メール作成ができているように思われます。
・電話対応後に連続して行う事務処理(メール文書作成(=データ入力)や各種システム処理など)は、若い方のほうが順応性・覚え・スピード共に高いと言えます。(データ入力スピードなどはとても速いです)
・自分一人だけでなく、全体の状況を見渡して臨機応変に対応する柔軟性は若い方のほうがあるようです。これについて、若い方は動作が機敏(=速い)なので、他の人より先に着手できる、という言い方のほうが正しいかもしれません。
・クレームや、高齢者の方が同じことを何度も話すなど、なかなか電話を終われないような厄介な電話の場合は、年齢の高い方ほど、相手に合わせてうまく対処しているようです。電話では対応に苦慮する場面も多くありますので、どのような電話でも安定している感があります。
個人差もありますので、上記のような傾向については「絶対にこうなる。」というものではございません。「あえて違いを言うならば、この程度の違いを感じることはあるかな。」程度のものであるとご理解ください。さらに電話代行会社によっては違う見解になるかもしれません。あくまで当社における筆者(私)の個人の感想です。
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