ようやく春の訪れを感じるようなってまいりました。
街を歩くとお店のディスプレイもパステルカラーで可愛くて、見ているだけで気持ちが明るくなってきます。
そんなこの時期は、忙しくてすぐに時が過ぎてしまうので、2月は「逃げるから2月」、そして3月は「去るから3月」なのだと聞いたことがあります。
たしかにこの時期は何かと忙しく、私も毎日バタバタしていますが、私にとって春は『一歩、前に進む季節』というイメージもあります。
多分、学生時代の入学や卒業の、体験や思い出があるからだと思います。
先日、古い洋画を見ていて(あっ)と思ったことがありました。
時代的に当たり前なのですが、映画に出てくる電話のすべてが固定電話だったからです。
固定電話が家中のあちこちに設置されていました。
例えば、リビングとか、寝室とか、キッチンとか、書斎とか。
それは、スマホを活用している現代では、もう見ることのない光景でした。
映画の登場人物たちは、電話機の前で受話器を手に取ってその場から動かずに会話し、移動したいときは、電話機本体とコードを手に持ち、コードが伸びる範囲で部屋の中を移動していました。
私はそんな場面を見ながら、
(近い未来、電話は今とはまた違う形に進化しているんだろうな・・・。
もしかしたらそのとき電話代行という仕事は、AIが電話対応するものになっているのかな・・・。
でも、AIが電話代行をする未来までにはもう少し時間がかかりそう)
と考えていました。
私が思う電話代行の仕事で難しいことの1つに、相手の方の声で、心情を読む という事があります。
急いでいるのか、話をしっかりと聞いてほしいのか、クレームなのか、感謝されているのか。
それから、もしかしたらこれは日本人特有なのかもしれませんが、本当に言いたいことを、相手の方を極力傷つけないために、優しくオブラートに包んで話すことがあります。
例えば、「ありがとうございました」と言われたので、(感謝されている)と、こちらが思っているとその後に、
「でも・・・だともっと良いかもしれません」等、本当はむしろそちらの方が言いたい事なのだ、という言い回しです。
私は、弊社顧客に受電報告メールを送る際、両社の今後の良い関係のためにも、そういった相手の方の心遣いも心情も分かるようにしたいと思っていますし、
こういった繊細な人間の気持ちを読み取ることは、AIにとって、まだ苦手な分野なのではないかと思っています。
相手の方の心情を読み解き、相手の方の心情にあわせて声のトーンを変えてスムーズに電話対応を行うことは、この仕事を行う上での基礎でありながら、本当にいつまでも正解の見えない難しい課題だと感じています。
さて、東京は、例年3月の終わり頃に桜(ソメイヨシノ)が開花を迎えます。
皆様の所では、いかがですか?
春の楽しみなイベントの1つと言えば、やっぱりお花見ではないかと思います。
今年はもしかしたらようやく全国いろいろな場所で、お花見のイベント等、例年通り出来るのかもしれませんね。
皆様、どうか楽しい春の日をお過ごしください。
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