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 2022-09-01
<スタッフブログ>「記憶に残る異国からの電話」


  こんにちは!

 突然ですが、皆様は「奥さまは魔女」という、かつてアメリカで放送され、その 後、日本でも放送されて人気となった、コメディドラマをご存じですか?
 一度もこのドラマを見たことがないという方でも、オープニングの、「奥さまの名前はサマンサ。そして旦那様の名前はダーリン。ごくふつうの二人は、ごくふつうの恋をし、ごくふつうの結婚をしました。でもただ1つ違っていたのは、奥さまは魔女だったのです」
 という有名なナレーションは、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 このブログを書いている時点でのお話になるのですが、BSで今、再放送(日本での、何度目の再放送になるのかは分かりませんが)をしています。
 このドラマには、クララおば様という、主人公サマンサの伯母が時々登場するのですが、私は、彼女の登場も、いつも楽しみにしています。
 クララおば様は、200歳を超える魔女なのですが、ご高齢のために魔力が薄れ(と、いうことになっています)、かける魔法を間違えてしまったり、自分で魔法をかけておきながら、その魔法を解く呪文を忘れてしまうという、うっかり者といいますか・・・ちょっと困った人物です。
 周囲の人たちは、毎回、彼女のかける魔法に振り回されてしまうのですが、当の本人は、「あぁダメね。もう・・・どうしてこうダメなのかしら」なんて、すごくいじけてしまうのに、最終的には、「まあ、いいわ」なんて調子で開き直り(苦笑)、それがすごくチャーミングで、つい応援したくなってしまうのです。

 ドラマを見ていて、ふと、思い出したことがありました。
 何年も前の話になるのですが、電話代行の仕事中に、1本の間違い電話の対応をしたことがあります。
 しかも、それは外国の方からのお電話でした。
 正直、英語が得意ではない私にとって、外国語の電話というだけで、いつも以上に緊張してしまうのですが、そのとき私の耳に入ってきたのは、明らかに英語ではない言語でした。
 (私はそのときの言語をポルトガル語だったと今でも信じているのですが、真実は誰にも分かりません)

 まず、電話の声の主は、ご高齢の女性で、明らかに英語ではない言語で、電話の最初からラテン系のノリで、機嫌よくペラ ペラとお話されました。
 そのご様子は、会社に電話をかけているというよりも、まるで親しいご家族の方にお話しされているようなご様子でしたので、私は、まずこれは【間違い電話】なのではないかと思い、こちらから英語で(英語が通じるのかも分かりませんでしたが)、
 「Hello, this is ○○ company.」(もしもし、こちらは○○会社です)
 と、何度かお伝えしました。
 ですが、その後も、お話は止まりません。
 さらにベラベラベラとお話が続き、困惑し、どうしたものかと思っていた私に、こんなことを今度は英語でお話されました。
 (※すみませんがここから先の英語は、都合上、日本語で記載させていただきます)

 「どうして英語で話すの?私は悲しいわ。あなたは私の孫のマリア(仮名)です。私はあなたのおばあちゃんですよ。どうして英語で話すの?」
 私は固まってしまいました。
 そう、つまり彼女は私を、どういう理由なのかは分かりませんが、自分の孫のマリアさんと勘違いしてお話しされているのです。

 私は○○会社様の名簿を調べて、マリアさんというお名前が名簿にないことを確認すると、
 「こちらは○○という会社です。私は、マリアさんではないです」と、日本語と英語でお伝えしました。
 すると彼女は、
 「何を言っているの?あなたは私の孫のマリアです。私には分かります」
 と英語で返されて(一縷の望みをかけましたが、やはり日本語は全く通じませんでした)、
 その後も、お互いに電話を切るに切れない状態が続きました。
 やがて、電話の向こうで、マリアさんのおばあ様が、はーっ・・・と深いタメ息をつかれるのが聞こえました。
 そして、
 「OK。OK。マリア」
 と言われた後、少し沈黙があり、
 「・・・ちょっと待って。えっ?会社って何?どこなの?あなたほんとに私の孫のマリアじゃないの?」
 と、かなり動揺されたご様子で、私に聞いてきました。
 今だ!とばかりに、私が、「間違い電話ですよ」と、英語で一生懸命伝えると、
 「あら、まあ、どうしましょう、どうしましょう」
 と、そんなことを、おそらくポルトガル語で言われてから、お電話を終了されました。
 間違い電話だと気づいてくださって、本当に良かったです。

 まるで「クララおば様」からの電話のような、この時の件は、結局、間違い電話で終わりましたが、その時の会話は今でも鮮明に記憶に残っています。そしてこのおばあちゃんが、孫と会話をしていると思ってくれたことも、少しうれしい気持ちになりました。

 今回は、大変珍しいケースだった為に、今も記憶に残っている、過去の電話対応についてお話しさせていただきました。

  【管理者より】  
 間違い電話はよくあります。うまく通じ合わない時は、間違って掛けていることを理解していただくのに苦労します。これは例え日本人同士であってもご高齢者などの場合は同じ状況になることもあります。一方で当社では、外国語のお電話は会話が難しく正確に受電対応ができないために、規定上免責とさせていただいております。
 このブログでは、ご高齢者の方へ「間違っています」と伝えても孫だと思われ続け、信じてもらえなかったようですが、これはこのスタッフが、お孫さんがこのおばあちゃんと接する時と同じように相手を敬う会話ができていたからでしょう。言葉は通じなくても、伝え方や接し方で気持ちは通じます。お孫さんと思われたことは、このスタッフにとって良き思い出になったのでしょう。


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